交渉人 真下正義

遅ればせながら観てきました。「踊る」シリーズはTVのときから好きなのですよ。

…娯楽作品として何にも考えずに見る分には面白かったんですが、ストーリー展開とか設定にリアリティが無さすぎて、ツッコミどころばかりが気になってしまいました。舞台設定がなまじ現実の東京であるだけに、フィクションとノンフィクションの境目があいまいで「ええー?なんでそうなるのー?!」と思うことばかり。もともとそんなに深くまでリアリティを求めるようなシリーズの作品ではないのは分かっているんですが、それにしても今回はちょっとねぇ…と思う部分が多すぎました。

事件の一番の核心部分もなんだかはっきりしないで終わってしまいましたし、「レインボーブリッジを封鎖せよ」のときみたいにスポーンと突き抜けた爽快感がなかったです。そのへんはきっと次回作「容疑者 室井慎次」への伏線だったりするんだろうなぁ、と思いつつもなんだか納得できない感じです。

とかなんとかいいつつ、やっぱりラストに向けての緊張感あふれるシーンは結構手に汗握りながら見ちゃったクチなんですが。

ちなみに、出てくるおっさん役者たちがみんなかっこよくてステキでした。