夜のピクニック

ぼちぼち公開が終わってしまいそうなので、駆け込みで観てきました。

以前書いた(id:fukutake2:20060413#p2)とおり、この映画は私の母校の行事が元になっているのですが、ロケも思いっきり地元&母校で行われたらしく、見慣れた風景が次から次へと出てきました。内容もほぼ原作のままで、本を読みながら頭に浮かんできた風景そのまんまの展開でとても心地よかったです。

「こんな青春路線一直線な行事なんて映画の中だけだよね…」と最初は思ってしまったのですが、自分の歩行祭の思い出を紐解くと、実は私自身もあの24時間の極限状態の中で、結構青春していたんだよなぁ、ということに気づいてしまい、なんだか気恥ずかしさと懐かしさと寂しさが波のように襲い掛かってきて、それだけで胸が一杯になってしまいました。

小休止でぼんやり眺めた景色も、夜中に見上げた星空も、あの時と同じ風景を見ることはもう一生ないんでしょうねぇ。

いい映画でした。