仕事の後は(略)充実してます。

最近、ライブといえば明和電機のものぐらいしかいかない私ですが、今日は会社を早退して「明和電機ライブツアー2004 メカトロニカ」

http://www.maywadenki.com/shacho/mecatoronica.html

に行ってきました。ライブイベントは昨年夏のDAF東京のデモ以来ですね。昨年末にパリで公演した内容にそって開催されたようで、正直、何度も明和ライブを見ている私にとっては内容の大半は「いつもどおり」の見慣れたものでした。それが分かっていても行ってしまうのがファンというもんで、年に一回ぐらいは実物の演奏を生で見る、この行為自体がある種の巡礼のようなものですな。ナモナモ…。

新製品といえば、国内では前回のDAF東京以来(多分)の演奏だった歌うロボット「セーモンズ」の進化のすごさに驚きました。DAFのときは正直「赤ん坊の首を絞めてるようなうめき声」だったのが、今はまるで男声オペラのようなしっかりとした音声になっているじゃないですか。もう錦織健も真っ青ですヨ!ってのは大ゲサにしろ、けっこうそれっぽい声でちゃんと音程もコントロールできてるじゃないですか。さすが、その道の専門家の協力があっただけありますな。

最近の明和楽器の音の完成度の高さ(マリンカとかメカフォークとか)を見てると、なんというか工作精度が上がった、というか、着実にノウハウは蓄積されているのを感じます。それはそれで魅力なんですが、最初のころの「発想はすごいんだけどあぶなっかしいつくりで音もウーム、でも、それがいい味」的な面白さが無くて、ちとさみしい気もします。

今回はスペシャルゲストで前社長(お兄ちゃん)が出てきました。久々にフルサイズコイビートを回す姿を見て感激。ありがたやありがたや。パチコイデモ1曲のみの参戦か、と思いきや、最後には「つくばバリバリ伝説」でのヤンキー姿まで。すっかりヤンキーというか石原軍団的な風貌でしたが。現社長とのトークもあいかわらずぬるーい感じで、やっぱり兄弟そろってステージにいるのを見るとしっくりくるなー、と思った次第です。