クローン・ウォーズ

遅ればせながら観てきました。折角なのでDLPの映画館で。

映画そのものは全編クライマックスの連続といった感じで、非常に見ごたえがありました。逆にクライマックスが続きすぎてちょっと疲れるかも。一方で、もともそスターウォーズにあまり興味がない人が観ても、何が起きているのか分からないかもしれませんね。

とはいえ、スターウォーズファン的に観たときでも、やっぱり本編ではなくあくまでスピンオフ作品だなぁというのが正直な感想です。オープニングからしてお約束の展開から少し外れて、いきなり期待を裏切られる演出でしたし。ストーリーそのものも、あくまで壮大なクローン大戦の中の一つのエピソードを切り出した、という感じ。その辺は割り切って観たほうがいいと思いました。

映像は、以前出ていたアニメ作品の「クローン大戦」的な典型的アメリカンカートゥーンと写実的なCGの中間ぐらいの表現で、上手い落としどころを見つけたな、という感じ。ドロイドなんかは本編のリアルな造形っぽい側面とアニメっぽい側面の両方を上手く表現していて良かったです。今作では、クローン兵の描画が本編より丁寧な気がしました。ちゃんと軍隊として動いている側面が描かれていたりとか。その分生き生きと描かれたクローン兵がやられる場面も生き生きとしていて、ちょっとショッキングな面もありますが。

先のストーリーに繋がらないいくつかの事象が残ったので、おそらく続編ありきなんでしょうね。

ちなみに、メイス、3PO、ドゥークーの3人は本人が吹き替えしているようです。